道路に面している庭は、自分の家の敷地内でありながらも、どうしても外の目が気になってしまいます。
ガーデニングや日向ぼっこなど、自分だけの時間を楽しみたい方におすすめなのが中庭です。
今回は、中庭のメリット・デメリットをご紹介します。

□中庭のある家のメリットをご紹介！

＊風通しや日当たりが良くなる

住宅が密集していたり、狭小地であったりすると、どうしても隣家との距離が近いため風通しや採光を十分に確保することが難しいです。
そのような場合は、中庭を作ることで解決できます。

例えば、コの字型に3面を外壁で囲んで中庭を作る場合、3面それぞれの窓から光が差し込み、部屋全体を明るくしてくれます。
また、風は季節によって向きが変わるため、それに応じて開放する窓を変えると、一年中風通しを確保できるでしょう。

＊プライベートな空間になる

4方向全てを家の外壁に囲まれているロの字型の中庭にすると、完全に外をシャットアウトしたプライベートな空間にできます。
中庭が家の中心にあるため、外にいながらも通行人の視線を気にすることなく過ごせます。

また、コの字型では完全にプライベートな空間とまではいきませんがその分開放感があり、外から出入りがしやすいためガーデニングを嗜みたい方におすすめです。

＊防犯性を高められる

道路に面している庭よりも、中庭は防犯性が高いです。
特にロの字型の庭は、窓を開けていても外からは見えないため、侵入に使用されるリスクはほとんどありません。
窓が大きくなりがちな平屋を建てる予定の方は、積極的に中庭を取り入れたいところです。

□中庭のある家のデメリットをご紹介！

・建築費用・リフォーム費用が高い
中庭があると、通常よりも家の表面積や角が多くなります。
外壁材をその分多く使用することになり、角の処理にも時間がかかるため、建築費用またはリフォーム費用が高くなりがちです。

・冷暖房の効率が落ちる
家の外側や中庭側に窓が多いと、どうしても外気と室内の空気が交換されてしまい、冷暖房が効きにくくなります。
そのため、気密性や断熱性を高めるような対策が必要です。

・生活動線が長い
中庭がなければ直線距離で移動できていたような場所でも、中庭があると迂回しなくてはいけなくなります。
部屋の配置を考慮して、できるだけ生活に支障をきたさないよう工夫しましょう。

□まとめ

今回は、中庭のある家のメリットとデメリットをご紹介しました。
中庭は、風通しや採光がしやすかったり、防犯性が高められる一方で、冷暖房効率や生活動線などのデメリットがあります。
工夫することで改善できるデメリットも多いので、中庭のある家を作りたい方はぜひ当社にご相談ください。