staff blog
スタッフブログ
シロアリに強い木材の特徴とは?シロアリの生態も併せてご紹介します
シロアリの被害は、同じ家に長く住み続ける中で起こるトラブルの一つです。
木造の家は、特にシロアリの被害を受ける可能性が高くなります。
長く住める家にするには、シロアリが巣を作りにくい家づくりをするのが大切です。
今回は、シロアリの生態やシロアリに強い木材についてご紹介します。
長く同じ家に住みたい方必見の内容です。
□シロアリの生態や好みの木材の特徴
シロアリを恐れながらも、実際にちゃんとシロアリの生態は理解できているでしょうか。
シロアリの種類によって被害の種類が異なりますので、シロアリの生態を一度確認しておきましょう。
・ヤマトシロアリ
全国各地に生息しています。
一つの群れに、約3万匹ほどがいます。
基本的には暑さに弱いため、夏は涼しい場所に移動するのです。
特定の場所に住み続けることがないのが特徴です。
・イエシロアリ
太平洋側や瀬戸内海の沿岸、九州でメインに生息しています。
木造の建物だけでなく、コンクリートの建物までも食べてしまうほど攻撃性があるのです。
そのため、ヤマトシロアリに比べて、遥かに大きな被害をもたらします。
イエシロアリの巣は、主に壁の中や風呂場に作られることが多く、稀に木造のドアに作られることもあるため、細心の注意が必要です。
いずれのシロアリも柔らかい木材を好むのです。
どのシロアリも基本的には、木材であれば何でも食べますが、堅い木の家と柔らかい木の家が並んでいれば、柔らかい木の家の方に集中するでしょう。
また、雨で木材が濡れると、シロアリの大好物であるやわらかく、湿気のある木材になってしまいます。
雨の当たりやすい場所は頻繁に確認して、雨漏りが無いか点検しておくのがおすすめです。
□シロアリに強い木材・弱い木材をご紹介
*シロアリに強い木材
ヒバやイヌマキなどが挙げられます。
シタンやチークもシロアリに強いです。
なぜそれらの木材が強いのかは、シロアリの生息地に理由があります。
シロアリは元々熱帯や亜熱帯に生息する昆虫でした。
そのため、熱帯や亜熱帯にある木は、シロアリに食べられず生き延びてきた木だとされています。
進化の過程で、シロアリに抵抗できる物質を作り出せるようになったため、ヒバやイヌマキはシロアリに強い木なのです。
ただ、ここで注意してほしいのが、シロアリに抵抗できる物質は木が生きている間だけに有効であり、その木が枯れるとシロアリに抵抗できなくなります。
長い時間が経つと、シロアリに食べられてしまいます。
*シロアリに弱い木材
アカマツやクロマツなどのマツや、ベイスギはシロアリに弱いです。
なるべく使わないように心掛けましょう。
□まとめ
今回はシロアリの生態を種類別に説明し、シロアリに強い木材、弱い木材を紹介しました。
シロアリの大好物である柔らかい木材を使うのはできるだけ避けた方が良いです。
また、生態も理解して、シロアリの被害を受けにくい家づくりをしましょう。
シロアリに強い家づくりをしたい方は、ぜひ当社にご相談ください。
Pick Out Contents
Company
会社案内
- 営業時間
- 9:00〜18:00
- TEL
- 086-250-0553
- FAX
- 086-250-0554
- 定休日
- 祝日・GW・夏季休暇・年末年始