結婚や出産、子供の独立など、あらゆるライフイベントと同時に、新たにマイホームを検討することがあります。
家の間取りを調べていくうちに、「35坪が良い」という情報を耳にした方も多いのではないでしょうか。
実際に、将来的に家族が増える予定がある場合には35坪ほどの家の広さが理想的ですが、注意すべき点も存在します。
今回は、35坪の家を建てる際に考える広さや間取りの目安と、無駄のない家の間取りを可能にするためのポイントについて解説します。

□35坪の家における土地の広さや間取りの目安

35坪の家の広さや間取りを考える際は、具体的な目安をおさえておくことが重要です。
以下の3点について注意しながら、計画を進めましょう。

1点目は、坪数の広さの捉え方です。
例えば、家の敷地面積の広さが35坪である場合に35坪の家を建てることは困難です。
家の坪数はあくまでも建物全体の床面積を示すことをおさえておきましょう。

2点目は、間取りの目安です。
一般的に35坪の家においては、3LDKの間取りが適しています。
居住予定の家族の人数も考慮しながら、生活スペースを十分に確保しましょう。

3点目は、家族の人数です。
35坪のスペースが適している人数として、都市部であれば大人5人、都市部以外であれば大人3人が目安です。
子供も住む場合は成長するごとに生活スペースを狭く感じる恐れもあるため、将来的な予測もある程度加味して坪数を判断しましょう。

□35坪の家で無駄のない間取りを実現するためのポイント

35坪の家は十分な生活スペースを確保しているために間取り設計が難しく、家事動線に関する問題を抱えやすいと言えます。
実際に住んでみて失敗に気づくことがないように、動線に関して無駄のない間取りに近づくためのポイントをおさえることが大切です。

＊出入口を考慮する

家に設置されている出入口の数は、家事動線に大きく影響します。
出入口を増やすことは、家事動線を効率化するための1つの手段です。

しかし、出入口が多いことは防犯や耐震の面で危険をもたらし得ます。
それぞれの出入口の必要性について、しっかりと検討することが大切です。

＊収納場所の配置

収納場所も、家事動線の良し悪しに大きく影響を及ぼします。
必要となるものが素早く取り出せるかを予測しながら、適切なレイアウトと配置を考えましょう。

＊他のスペースとのバランスも考える

家事動線以外にも、他のスペースとの関係を考慮する必要があります。
全体的な延べ面積をきちんと考慮し、他の部屋スペースが過度に狭まったりすることがないようにしましょう。

□まとめ

今回は、35坪の家を考える際に必要となる目安と、間取りの注意点について解説しました。
無駄のない家事動線を実現するためにも、坪数の捉え方や間取り、人数の目安についておさえておきましょう。
また、35坪の家における生活で後悔しないように、間取りを決める際のポイントも把握しておくことが大切です。
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