和室は昔から日本の家の特徴の一つです。
和室は古風な雰囲気があり、落ち着く方も多いでしょう。

しかし、現代では和室を家の間取りから無くす家庭が増えています。
今回は新築を建てる方で、和室が必要なのか悩んでいる方に向けて、和室の用途や近年登場した新しい和室の形をご紹介します。

□和室がいるか悩んだらまずは用途をチェック！

何のために和室が必要なのかを明確にしておくことが大切です。
和室は畳や障子などのメンテナンスが必要のため、使わないのに和室を設置すると無駄なスペースとなってしまいます。

＊客間として用いる

和室の用途として最も多いのが、来客をもてなす部屋としてです。
親戚や友達をよく家に呼ぶ家庭では、重宝します。
和室があれば、突然の来客にも対応できて安心ですね。

ただ、都市部に多いコンパクトな家では、他の部屋の間取りに影響を及ぼしてしまうことがあります。
他の部屋を犠牲にする可能性がある場合は、近隣のホテルに泊まってもらう選択肢を検討しましょう。

＊将来親と同居するための予備の部屋

将来を考えて、予備の部屋として和室を作る方も多くいます。
この用途で和室を作る際には、リビングの近くに作るのは避けた方が良いです。
なぜなら、歳を取ると生活リズムが変化して、寝るときにリビングで過ごす際の物音が気になる場合があるためです。

離れすぎるのも、コミュニケーションが取りにくくなるため、緩やかに繋がる程度の場所に和室を配置すると良いでしょう。

また、親御さんの荷物がどのくらいあるのか事前に把握しておきましょう。
荷物の量を把握しておくと、いざ同居となった時に収納スペースが足りなかったり、荷物が部屋に入りきらなかったりする事態を防げます。

＊遊び場や家事スペースにする

リビングは家族団欒の場であるため、遊んだり家事をしたりするには狭い方もいるのではないでしょうか。
和室を子供の遊び場や家事をする場所として活用できます。

他にも、昼寝スペース、寝室として活用もできます。
掘りごたつを作って居酒屋っぽくしても、楽しめそうですね。
単に畳が好きという理由で和室を作るのも良いでしょう。

畳が好きなのであれば、和室を作るだけで幸せな空間が作り上げられます。

□新築におすすめな新しい和室の形

現代では、和室に工夫を加えた部屋が増えています。
新築であれば、新しい和室の形を検討してみるのも良いですね。

・小上がり和室

リビングに和室を併設する際に、段差を設けて小上がり和室にするのが近年人気です。
段差があるため、座る場所として使ったり、段差の部分を収納スペースにできたりします。

・和モダンな洋室

縁のない正方形の畳を用いると和モダン風になります。
他の部屋のフローリングと馴染みやすく、見栄えも良いのです。
また、縁がないため部屋がスッキリして見える効果も得られます。

・メンテナンスが楽な和室

近年、手入れが簡単な畳や障子が登場しています。
従来の畳だと、水をこぼすと後にシミになってしまうこともありますよね。
そのようなメンテナンスの悩みを解決できます。

また、子供にすぐ破られてしまいやすい障子も和室用のブラインドや破れにくいプラスチック製のものにすることで、張り替える手間を省けるのです。

□まとめ

今回は、和室の用途や近年新たに登場した和室の形をご紹介しました。
リビングではスペースが足りなくても、和室があれば多くのことができるようになります。
大きなスペースを取らなくても、小上がり和室であればリビングのちょっとした空間として設置できます。

新築に和室を取り入れようと考えている方は、ぜひ当社にご相談ください。